2015年、柔道衣が大きく変わります!!
ミズノでは、2015年より国際柔道連盟(IJF)主催大会での使用が義務付けられる新ルールに適合した
柔道衣を製作し、このたび完成しました。
新柔道衣の主な変更点は柔道衣の刺子部分(腰部から上の上衣)の素材です。
従来まで綿100%で製作していた柔道衣ですが、今回から東洋紡株式会社(大阪府大阪市)と
共同で開発したポリエステル20%の混紡の繊維を使用しています。
この素材を使用することにより、強度を保ちながら新ルール規定内の生地重量を実現しました。
公認ラベルの付いた新柔道衣は、2015年4月からの公益財団法人全日本柔道連盟主催の大会から
日本代表選手が着用。
またブラジル代表選手もミズノ製柔道衣を着用します。
日本代表着用のトップモデル【22JM5A1001-22JP5A1001】

柔道衣のルール変更に伴い、新商品は下記の様な特徴があります。
【その1:綿100%からポリエステル20%混紡生地に変更】
従来のルールでは、上衣の1uあたりの重量が700〜1000gと定められていましたが、新ルールでは
上衣の1uあたりの重量は650〜750gとなっています。
その為、上衣素材にポリエステル20%混紡の繊維を使用することにより、
規定の生地重量を実現しました。
また、着心地にもこだわり、ポリエステル素材を綿素材でカバーリング加工を施しているため、
肌感は従来と変わらない着心地です。
では、耐久性はどうなのか??
ミズノさんに聞いてみました!!(その1)
ポリエステルを混ぜることで柔道衣自体が軽量化された一方、従来モデルと同様の強度を保っているとの事。
またメーカーの試験結果では、従来品と同等またはそれを上回るという結果が出ているそうです!!
軽量かつ強度にも優れる柔道衣で選手をサポートします。

ポリエステル混紡生地にはどんな特長があるのか?
●生地が軽い
●通常8〜10%程度縮んでいたが、4〜5%程度に収縮率を改善。
●縮みは若干あるものの、2〜3回程度で収縮が安定(従来は5〜6回程度かかる。)
●洗濯が乾き易い(従来品(22JMI01101)と比較して、乾燥までの所要時間が約60%短縮(ミズノ社調べ)
乾燥までの所要時間60%の短縮とはどれくらいなのか・・・
ミズノさんに聞いてみました!!(その2)
実際メーカーで実験を行った所、従来の綿100%の柔道衣は、日陰干しで乾かすのに24時間程度
かかってしまっていたとの事。
しかし、今回の新モデルはメーカーで実験を行った所、夜干して翌日のお昼過ぎには乾いていた
との事なので、やはり乾きはかなり良い様です!!
耐久性よし!!乾き易さよし!!では、重さは・・・?
3号サイズの上衣で40g程度の軽量化がされているとの事。
【22JM(JP)5A1001】の全日本モデルは、上記の通りポリエステル20%混紡。
しかし、同じく2015年新モデルとして発売された【22JM(JP)5A7101】や三四郎の柔道衣はポリエステル30%混紡。
ポリエステルが多く含まれている方が、より軽く耐久性も良いのでは?!
ミズノさんに聞いてみました!!(その3)
【22JM(JP)5A1001】全日本モデルは、道衣規定の変更に伴いポリエステル混紡の生地を採用しているが、
軽量化を重視したモデルではなく、軽量化もしつつ、トップクラスの選手向けの為、ポリエステル混紡でも
着心地が良く、ルール内で厚みがありしっかりとした柔道衣をというコンセプトのもと作られたそうです。
(カバーリング加工されているのは全日本モデルだけ!!)
そこで実際に下記の2種類、従来の綿100%柔道衣(22JMI(JPI)01201、22JMI(JPI)13801)と、
新商品22JM(JP)5A1001(全日本モデル)のそれぞれ3.5号サイズの重さを比較してみました!!



結果↓↓

道衣規定の変更に伴いカッティング等造りの違いがあるため、正確な比較は難しくなってしまいますが、
【22JMI(JPI)13801】は低価格でありながら重量感がある道衣の為、こちらに比べるとかなり軽くはなっていますが、
従来品の上位モデル【22JMI(JPI)01201】と比べてみるとほぼ差はありませんでした。
しかし、袖の長さが従来品より長くなっている事などをふまえると、
やはりミズノさんが教えてくれたとおり、新ルールの範囲内である程度の厚みや重量感をのこしつつ
軽量化されている様なので、実際に着用した際には数値以上に軽さを体感できると思います!!
【その2:袖の長さが長くなった。】
以前までは手首から5cm以内となっていましたが、新ルールでは下記のとおり、
手首が柔道衣に覆われている状態でなければなりません。
その為、昨年までのモデルと比べ袖の長さが長くなっています。
※どれくらい長くなっているかは、サイズ(号数)によって規定内に収まる様調整されている様です。

【その3:襟の幅が細くなった。】
従来は5cm以内となっていましたが、新ルールでは襟幅が最大4cmでステッチは4筋までとなっています。


【その4:認定ラベルの変更】
IJFラベルは青枠から赤枠のに変更になりました。

【その5:ズボンのMRB(ミズノランバードマーク)マーク位置の変更】
2014年11月28日より、世界基準に合わせて製造者マークはパンツの下側にも入れることが認められました。
その為、世界大会で日本代表選手が着用していたズボン下側にMRBマークが入った柔道衣が国内でも使用可能に!!
また、MRBマークは柔(YAWARA)以来のゴールドマークが復活。
従来は腰部分にマークがついていた為、上衣で隠れてしまっていましたが、新モデルは着用した際に右ふくらはぎ
付近にゴールドのMRBマークが見え非常にカッコイイです!!


【その6:カッティングの変更】
上衣・パンツ共にシルエットを変更し、従来と同じサイズでもより動きやすく無駄のない動きをサポート。
柔道衣パンツの股上部分のバランスを見直し、パターン形状を変えました。
上衣は、以前のルールでは“腰骨から膝にかけて2/3程度の長さがあることと”とされていましたが、
新しい規定では“臀部が隠れる長さ”となっています。
その為、従来の全柔連規格の柔道衣より3号サイズで約3cm程度着丈が短くなっています。
また、ズボンは股上を浅くすることで、より体にフィットさせ脚を開脚しやすくなり、
より動きやすく、より技をかけやすくなりました。
【新ルール実施時期について】

世界大会に繋がる主要大会では2015年4月から適用となってますが、中学・高校の全国大会(インターハイ)等では
主に2017年から施行される予定です。
その為、現状は従来の全柔連規格モデル・新ルール対応モデルのどちらでも試合で使用可能です。
※上記以外の大会につきましては、各大会の主催者側にご確認下さい。
ミズノさんに聞いてみました!!(その4)
最後に、ミズノさんに全日本モデル作製にあたってのこだわりを聞いてみました。
まずは、やはりミズノトップモデルの柔道衣の為、生産国は日本!!
他の海外生産品の柔道衣もクオリティは高いですが、日本の工場の方がより縫製が丁寧とのことでした。
そして、一番はお客様に提供する道衣が、日本代表選手が着用する道衣ということ。
他の競技・メーカーでは、プロや代表選手が使用しているモデルをもとに一般ユーザー向けの商品を開発し販売して
いる事が多く、選手とまったく同じ物が販売されることはあまりありません。
しかし、ミズノの全日本モデル柔道衣は、日本代表選手と同じモデルを販売し、日本代表でOKをもらった商品を
ものづくりに活かしている為、代表選手とまったく同じハイクオリティの柔道衣が使用可能!!
素材・カッティング・耐久性等細部にまでこだわって作られた新商品【22JM(JP)5A1001】全日本モデル!!
ぜひ実際に着用して、その着心地を体感してください!!






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